介護士を目指す方は必見！ お仕事のやりがいや魅力をご紹介
介護士お役立ち情報
世界的に見ても深刻なスピードで超高齢化が進んでいる日本。高齢者が増えるとともに、介護施設の数も年々増加していて、介護業界は慢性的な人手不足に悩まされています。
そうした背景も影響し、「介護士は大変な仕事」というイメージが定着してしまっているのも事実で、せっかく介護士を目指そうと思っている方も「自分に務まるのだろうか」と不安になってしまうケースも多いのではないでしょうか。
確かに、介護士の仕事には大変な側面もありますが、それだけではありません。介護の仕事をしていて良かったと思える瞬間はたくさんあります。そこで今回は、介護士の仕事をする上で実感できるやりがいや魅力について、詳しく解説していきたいと思います！
そもそも介護士の主な仕事内容ってなに？
介護士というのは、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、デイサービス、訪問介護などで、介護職に携わる人たちのこと。働く施設や持っている資格などによっても具体的な業務内容は異なりますが、主な仕事内容としては以下の通りです。
生活援助
食事の準備や部屋の掃除、洗濯、買い物など、日常生活で必要な作業をサポートします。特に訪問介護の場合は生活援助の比率が高くなるようです。
身体介護
着替えの補助、入浴、排泄の介助、オムツの交換、移動のサポートなど身体動作のサポートを行います。
レクリエーションの実施
工作などの手作業や、風船を使ったゲームなど、体の機能回復につながるような動きを取り入れたレクリエーションを考えて実施します。ひとりひとりのレベルに合わせて楽しめるように工夫が必要です。
入居者やそのご家族とのコミュニケーション
介護についての相談を受けたり、アドバイスをしたり、要介護者本人だけでなくその家族とのコミュニケーションを取ることも大切な仕事のひとつです。
やっぱり大変？ 介護士が抱える苦労とは
超高齢社会を迎えた日本において、なくてはならない存在である介護士。社会への貢献度も高く、大きなやりがいを感じられる仕事ですが、その一方で実際に介護の現場で働く人たちにしか分からない苦労や大変さがあるのも事実です。介護士として働く人たちは、どのような苦労を抱えているのでしょうか。具体的に見て行きましょう。
体力的な負担
ベッドから車椅子への移動や入浴の介助など、要介護者を支える際に腰を痛めてしまったり、夜勤に身体がついていかなかったり、体力的に負担を感じるケースもあるようです。
排泄介助に抵抗を感じてしまったり、気持ちが不安定な高齢者に怒鳴られたりすることで、精神的に辛くなってしまうこともあるようです。また、人によっては職員同士の人間関係に悩んでしまうケースも。
介護士が仕事にやりがいを感じるシーン
肉体的にも精神的にも過酷と言われる介護士の仕事ですが、そのなかでもやりがいや魅力を感じる瞬間は少なくないと言えます。では、実際に介護の現場で働いている人たちは、どのようなシーンにやりがいを感じるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
「ありがとう」と言ってもらえた時
日々の仕事には大変な部分もあるけれど、利用者やその家族から感謝されることで、救われるという方も多いようです。その一言を言われると、もっと頑張ろうという気持ちになる介護士も少なくないようです。
利用者の楽しむ姿や快復を見届けられた時
利用者がレクリエーションや日々の生活を楽しんでいたり、身体機能の回復が見られたりしたときにやりがいを感じることも。
高齢者の心の広さが感じられた時
介護が必要になったとはいえ、自分よりも何年も長く生きている人生の先輩から学ぶことは多いようです。
キャリアアップに成功した時
介護の仕事は、未経験からスタートしても資格を取得することも可能です。目標を持って働くことがやりがいにつながることも。
未経験者でも目指せる介護福祉士のメリット
介護の仕事は、経験がなくても働くことができますが、より良い待遇やキャリアアップを求めるのであれば、「介護福祉士」という資格を取得するのがおすすめです。では、実際に介護福祉士の資格を取ると、どのようなメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
未経験からでも勉強を始めやすい
介護福祉士の資格を取得するには、現場での実務経験が必要とされるため、未経験でも介護職につきつつ、勉強をしながら経験を積んでいくことが可能です。
国家資格のため将来性が高い
介護福祉士の資格は国家資格であるため信用度も高く、結婚や出産などでブランクがあいてしまっても、資格を所有していれば再就職に有利というメリットも。また、高齢社会を迎えている日本にとっては今後の需要も高い仕事だと言えるでしょう。
介護士というのは大変できつい仕事だと思われがちですが、ホスピタリティ精神にあふれた人にとっては、非常に大きなやりがいを感じられる仕事だといいます。介護業界での仕事に興味のある方は、ぜひ上記でご紹介した内容を参考にしてご検討ください。
